気密測定

こんにちは。

暑い日が続いていますが、私達も節電努力をしながら家造りをしています。

さて先日工事中の物件において、気密測定を行いました。

減圧方という方法によって気密測定機(写真参照)で徐々に内部の空気を排気・減圧し、

家の中を負圧にして家の隙間から空気が入るような環境をつくります。

測定から「相当隙間面積」という数値を計算し、1m2当たりの隙間の面積を算出します。

まず、屋外と屋内の圧力差が約20、30、40、50、60Pa(パスカル)の4段階で計測し、

家の外に出ていく空気量をグラフのなかに落としこんできれいな直線を描いているかを見ます。

このグラフから室内と室外の圧力差が9.8Paにおける通気量を計算します。

この通気量に0.68の係数を乗じたものが総相当隙間面積であり、

この数値を実質延床面積(天井高さ2.6mと仮定した床面積)で割ったものが「相当隙間面積」、

いわゆるC値と言われる値です。

今回のお家は断熱材はセルロース充填とし、内壁面に気密シートを貼った仕様です。

測定の結果、C値は0.62cm2/m2でした。

設計時でC値が1.0以下を目指していましたので、まずまずの数値が出たと思います。

(今回は設計時の要望もあり気密仕様を目指しました。)

もちろん気密に関しては温熱環境を考える一つの指標であり、その他にも断熱や換気など様々な事を

総合的に計画し、温熱環境を提案していく必要があります。

興味を持たれた方は是非ご連絡ください!

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<西野>

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