先日、改正省エネ・認定低炭素住宅のセミナーに参加してきました。
改正省エネ基準は今年の10月1日から施工される予定で、
2020年には全ての新築住宅においての義務化となる見込みです。
その求められる水準は、これまでの次世代省エネルギー基準(平成11年基準)と同程度(※)ではありますが、
冷暖房・換気・給湯等の個別設備を、建物全体の「一次消費エネルギー」として省エネ性能を評価、
また、建物の「外皮性能」の評価を行い、
仕様する材料の性能によって基準を規定している仕様規定は廃止されます。
(※詳しくは今後もブログなどで報告していければと思います!)
簡単に言うと、これまでは棟別の計算をしなくても、使う材料・建材の性能のみでも
省エネ基準を満たしているかの評価をすることができましたが、
今後は一次エネルギーと外皮性能を計算プログラムを用いて、
冷暖房のコスト等も含めた評価方法になるということです。
国全体の住宅の環境のベースアップ(義務化)に向けて、ようやく土台が整ってきたなぁという印象です。
フライング・シーでは、これまでも次世代省エネ基準同等以上の温熱環境をベースとして
住宅の温熱環境を考えてきましたが、
こういった社会背景もふまえ、より一層住みよい住環境を提供できるように、
家づくりへの取り組みを情報発信していきます!
<牧野>