〈藤森照信展〉―自然を生かした建築と路上観察

こんにちは、今回は広島現代美術館で開催された藤森照信先生の展覧会に

行ってきましたのでその様子をレポートします!
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今回の展示のテーマは「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り込むか」
で、ラコリーナでのものづくりで藤森先生と中谷達が日々試行錯誤してきた課題でもあります。
展示観覧は藤森先生とご一緒させていただきました。
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ラコリーナの展示では冊子を先生自ら捲りながら解説や思い出話をしてくださいました。
どういったことを考えながら、建築空間をイメージしていくのか直に聞くことができました。
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正面に展示されているのはたねやさん社屋〈銅屋根〉の埴輪模型です。
原料は現地の土〈蒲生土〉で草屋根の壁にも使用されています。
埴輪模型なので、実際に土を成型し焼き上げて製作しています。
製作は、藤森先生、中谷、たねやさんスタッフの方々で行われました。
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これは、ラコリーナと同じく近江八幡にあるルーフハウスの模型です。
切り株から切り出して製作されています。
藤森建築の模型は実物同様、素材感にとことんこだわったものばかりでした。
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松本の前にあるのは、屋根の断面模型です。
一番右にあるのがラコリーナで採用された断面で、
草屋根で施工されました。
屋根に植物をどうやって根付かせるか?
意匠だけでなく、設備までもを創作していく、そんな日々の試行錯誤の経緯を見ることができました。
どこまでも妥協しないものづくりの姿勢を感じることができ
非常に刺激のある出張となりました。
〈田中〉

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