ラムネ温泉視察

現在近江八幡にて建築家の藤森照信先生と共同設計した店舗の工事が始まっています。
店舗内装や松の植え方などの参考に先生が大分で取り組まれた温泉施設を見学にいきました。
熊本空港から車で2時間ほどの場所にある長湯温泉という、隠れ家的温泉町です。
夏には大賑わいの温泉とのことですが、冬は常連さんメインでゆっくり温泉を楽しむことができました。
ラムネ温泉全景.jpg
ラムネ温泉オカメザサ庭.jpg
アコヤ貝埋込み壁.jpg
ラムネ温泉休憩所.jpg
天井の低いテラス.jpg
大きく育ったオカメザサ(笹)の庭のを囲んでポコポコと温泉棟が連なります。
屋根のてっぺんには藤森先生の建築にはつき物の「松」がすっくと伸びています。
屋根の上の松が元気に育ち続けることは難しいなか、この地の松は8年ほど経っても元気そうです。
現在、先生と共同設計させて頂いている店舗でも屋根の松がうまく育ってくれますように・・・
ラムネ温泉を見学して、そのスケール感が心地よいことに驚きました。
建物のサイズも写真で想像していたよりもコンパクトで、そこにいる人にすっとフィットするような感じがします。
軒の高さ、入り口の高さ、部屋の広さなど・・・なんともいえない。
庭のオカメザサも、道に沿ってまるく刈り込まれていて、心地いい。
内風呂の曲面の浴槽は断熱材として知られるスタイロフォームで形作り、しっくい塗りで仕上げておられます。
8年経つと温泉水の鉄分などと馴染んで少し赤みがかり、しっくいとは分からない感じです。
スタイロフォームにはこんな可能性も潜んでいたとは・・・。
ラムネ温泉、少し遠い場所ですが、会があれば是非訪れてみてください。
今回の視察でも藤森先生の魅力を様々感じることができました。
近江八幡のお店も楽しいお店にしたいです。
Lamune温泉の露天風呂.jpg
<西野>

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