株式会社アキムラ フライング・シー 一級建築士事務所

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【住宅性能と健康】講演会レポート

  • 2015年12月 9日09:00
こんにちは、昨日新大阪のワシントンホテルプラザにて住宅性能と健康に関しての講演会を拝聴してきました。

フライングシーからは田中、白井の二人で参加しました。

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近畿大学で住環境を医療の立場などから研究されている岩前教授が省エネと健康についてお話をされました、

大阪人ならではのユーモアを織り交ぜながらの有意義な講演でした。

気になったお話を抜粋してお伝えしようと思います。

【家の中は道路よりも危険】

いつも暮らしている我が家、一番くつろげる場所だと思っているあなた!

本当にそうでしょうか?

環境・技術先進国日本の住環境は他の先進国より遙かに劣っています。

1年間で家庭内事故(家の中での転倒・失神)で亡くなる人は実は交通事故で亡くなる人の3倍です。

その主な原因は部屋ごとの温度差が原因でおこる脳卒中や心筋梗塞です。

この部屋ごとの温度差で起こる突発性の疾患をまとめて「ヒートショック」といい、

服を脱いで裸になるお風呂、布団から出て夜中に行くトイレでよく起こると言われています。

旦那さんや子供を送る時に「行ってらっしゃい気をつけて」と奥さんがよく言いますが、

「お帰りなさい気をつけて!」(家の中は、危険がいっぱいですよ!)と言った方が良いのでは?

と教授はと冗談交じりにおっしゃっていました。

IMG_2291.JPG


【暖かい土地ほど起こりやすいヒートショック】

そんなヒートショックを防止するために欧米の寒冷地では断熱材の厚みを300mm~400mm(日本の市販製品換算で)位施工するそうです。

日本はドイツやイギリスに比べれば暖かいからそんなにやらなくても、大丈夫でしょう?

と思われるかもしれませんが、ヒートショックの発生率は、そういった寒冷地よりも日本の方が高く、

日本よりも発生率が高いのはスペイン、イタリアと言った断熱の規制の緩い温暖な地域です。

これは外部の気温に関係なく快適な室温の下限が21℃であることに関係しています。

いくら温暖な地域でも室温が21℃を下回ると健康な成人であっても免疫力が下がったり

上記のヒートショックの発生を誘発したりします。

さらに見過ごされがちなのは就寝中の室温低下が原因で起こるものです。

無意識状態でも体は寒さに蝕まれるのです。

ちなみに関西圏の朝の室温の平均は高齢者が心筋梗塞などを起こしやすくなる13℃を大きく下回っています。

これからの時期は注意が必要ですね。



【断熱をするのが健康への近道】

ヒートショックを予防する方法として、家全体の室温を適温で一定に保つ事が必要になってきます。

そのためには高性能な暖房器具を設置する、家の外皮面積を小さくする等がありますが、

新築の場合、断熱性を上げる(断熱材の厚みを増やす、高性能断熱材を使う)

が一番効果的だそうです。

高性能な器具はいずれ故障するし、外皮面積を減らすとデザイン性が失われ、味気ない空間構成になる。

その点、断熱性を上げることは、デザイン性への制約も無いし、断熱材はメカではないので壊れることもない。

欧米ではその考え方が浸透していて、資金計画に余裕があればまず断熱性を上げる計画をするそうです。

フライングシーでも断熱材は現在の断熱性基準でもある、改正省エネ基準を遙かに越える断熱性能を計画提案しています。



岩前教授のお話は大変興味深く、今回の講演会は今後勉強を進めて行く上での良い機会となりました。

お客様に更に良い提案ができるよう更に精進します!!

〈田中〉


構造計算講習!

  • 2014年3月 1日10:00

2日間に渡って行われる講習会に参加しています。

木造軸組工法住宅の許容応力度設計という何とも頭の痛くなるような講習です。
 
 
140228構造演習.jpg 
一般の木造住宅は構造計算というものをする必要がなく、A4用紙1枚程度の簡易な表計算で済みます。
しかし弊社は全棟構造計算なるものを行って家の安全性を確認しています。
 
普段はソフトを使うので煩雑な計算を自動でやってくれるのですが、この講習では
電卓を使って手計算で演習をしています。
やはり自動で計算してくれる数字の根拠を理解しておかないと設計にいかせないからです。
とはいえ自動計算でA4用紙で200枚以上となる計算全てを手計算でするのは無理ですが...
 
とにかくこの2日間で少しでも理解できるようしっかり勉強します。
<岸本>

住まいの耐震博覧会

  • 2013年10月10日08:30

先日、南港で開催された住まいの耐震博覧会に行ってきました。

 

13.09.07_ナイス耐震イベント.jpg

今回の博覧会は耐震についてだけでなく、国内の県産材、住宅のエネルギー、建材・設備など

様々なメーカーの新製品なども展示があり今話題になっているさまざまな情報が得られるイベントでした。

 

住宅の耐震性を考える為の模型展示や耐震コーナー、模擬躯体に設置した制震装置など展示があり

木造住宅の耐震性能についてもわかりやすく展示されていました。

(子ども向けのショーやイベントなどもされていて、一般の方もたくさん参加されてました!)

 

以前と比べ、住宅をとりまく事情は近年急速に進化しているように感じます。

その先を見据えたご提案をできるようにしていきたいと思います。

<辻>

平成25年省エネ基準解説講習

  • 2013年10月 8日09:00

先日「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説」の講習会にいってきました。

 

専門的な内容でしたので内容は割愛させていただきますが、重要なことをひとつ言いますと、

新しい「省エネルギー基準」が2020年(平成32年)の義務化に向けて、平成25年10月1日に施行されました。

 

2020年に義務化を目指すということは、それ以降は旧来の省エネ基準(次世代省エネ基準=平成11年基準)で

新築するのはダメですよということです。

今は現行基準で建ててokでも、7年後には言うなれば「既存不適格」の状態になってしまいますので、

フライング・シーでは順次、新しい基準を満たす内容で設計提案を行っています。

時代はさらに省エネ・創エネの流れが加速していますね。

 

さらに義務化基準を上回る省エネ性能を必要とする低炭素認定住宅の申請をさせていただいており、

認定を受ければ東近江市内第一号の認定住宅となる予定です!!

 

平成25年省エネの詳しい内容や低炭素認定住宅など各種税制優遇に関しましては、

毎週末開催している「住まい教室」をにて説明していますので、

ご予約の上お越しいただければと思います。

〈芹田〉

ゼロエネ講習会

  • 2013年6月17日10:00

先日、「平成25年度 住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」の講習会に行ってきました。

 

昨年も同様の事業があり、当社も応募していたのですが、

昨年は「建設予定地域の標準的な住宅の消費エネルギー」を基準とし、

その消費エネルギーをゼロにするのを前提に、

さらにそこからの削減率を競うような採択基準がとられていたため、

太陽光発電システムを多く乗せているところが採択されやすく、

惜しくも8月時点では、次点ということで採択を見送られました。

 

しかしその後事業採択の辞退者が多数出たため、

応募の時期から大幅に遅れて繰上げ採択となったのですが、

事務局から連絡があった時点(年末です...)では既に着工しており、

残念ながら採択を辞退せざるをえませんでした。

(応募の時点で着工が確実ではないが、

とりあえず補助金の枠を押さえようと動いた事業者が多かったようです。)

 

 

今年は事務局が昨年の採択基準を見直し、

1.既に建築予定のある実現性の高い案件

2.太陽光発電による削減を除く、住宅の基本性能を向上させた事によって得られる消費エネルギー削減率 

 といった優先順位をつけたため、きちんとした住宅の断熱等の基本性能をふまえた上での応募となります。

(昨年太陽光発電をいっぱいのせて削減率を稼いでいたところは大変になりそうです。)

 

もちろん太陽光発電を設置する事で、住宅の消費エネルギーをゼロ以下に抑えるという前提条件はあるので、

太陽光発電をたくさん設置することは有効なのですが、

少量の太陽光発電でも消費エネルギーをゼロ以下に出来る、高い性能をもった住宅がより有利になるようです。

 

ゼロエネ住宅におりる補助金の金額や内容は昨年と変わらず、

(条件を満たした上で)事業に採択されれば、1件あたり最大で165万が補助されます。

 

 

フライング・シーでは、住環境など数値にとらわれない範囲も含め、

住まいの温熱環境には力をいれて設計・施工管理を行い、

日々勉強しながらランニングコストがかかりにくい家づくりを目指しています。

 

平成21年の次世代省エネ基準の改定で基準からは除外されました(※1)が、

C値に関しても、0.6程度を目安とした家づくりに取り組んでいます。

(※1)5.0以下(北海道などでは2.0以下)で気密住宅とうたうことが出来ますが、

   現在では当たり前にクリアーできる数値となったため基準からは除外されました。

   気密住宅として計画的な換気・通風を行うには、C値1.0以下でないと支障が出ると言われます。 

 

また製品に頼らず、その場所の立地環境なども考え、

パッシブな手法を取り入れた計画にも力をいれていくことも必要です。

その上でこういった補助金なども活用する等、より良い住まいづくりを提案していけたらと思います。

<芹田>

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