株式会社アキムラ フライング・シー 一級建築士事務所

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家が建つまで(木工事編5)

  • 2011年2月28日17:00

◆木工事4 家具工事

 

木工事も終盤になり大工さんには家具工事をして頂いています。

私達の家では造り付けの家具を製作することが多く、今回の家でもカップボードやテレビ台等を作っています。

材料は集成材を使用することが多いのですが、無垢の一枚板等でテーブルを作ることもあります。

 

このように家具などを造り付けにすると家のデザインにも合い、また寸法等の自由度もあるため室内の

雰囲気を際だたせてくれます。

 

RIMG0001.JPGRIMG0002.JPG

 

大工さん曰く制作は大変ですが、どうやって綺麗に見せようか等の提案もあり腕の見せ所でもあります。

今回もテレビ台もちょっと制作が難しい形を考えましたが、見事に思い通りに作って頂きました。

写真では分かり難いですが、実際見て頂くとすごく綺麗です。

 

木工事ももう少し、あとは仕上げ工事に入っていきます。

次回は内装工事(クロス工事)となります。

中津

家が建つまで(木工事編4)

  • 2011年2月10日17:00

◆木工事4 断熱工事

 

本日から壁に断熱材を充填していく工事を行っています。

 

住宅の断熱工事は充填断熱工法と言われる柱の間に断熱材を入れていく法が多く、

 

今回の住宅もこの工法で工事をしています。

 

充填工法においても断熱材の種類はたくさんあり、一般的にはグラスウールやロックウール

 

が多く、セルロースファーバーやポリエステル系と言った環境対応製品もあります。

 

充填工法以外にも外断熱工法等もあり、地域やお施主さんの要望により工法や断熱材の種類

 

を住宅毎に検討します。

 

 

さて断熱材の性能を表す単位に熱伝導率というものあります。

 

値が小さいほど熱を伝えにくく、主な材料の熱伝導率はおおよそ下記の通りになります。

 

鉄・・・・・・84    W/(m・K)

硝子・・・・・ 0.6  W/(m・K)

木材・・・・・ 0.15 W/(m・K)

ロックウール・ 0.028 W/(m・K)

 

この値から厚みを考慮した値が熱抵抗値であり、

 

例えば今回の壁に使用したロックウールは105mmですので、

 

0.105m ÷ 0.028W/(m・K) = 3.75(m2・K/W)となります。

 

断熱材の性能によって熱伝導率は違います。

 

熱伝導率の小さい断熱材を入れても厚みが薄かったり、

 

逆に厚みがあっても熱伝導率が高いと熱抵抗値は小さくなります。

 

家の性能を考える上では熱抵抗値の値が重要になってきます。

 

外断熱工法だからと言って断熱性能が良くなる訳ではなく、使用する断熱材と厚みが

 

重要となってきます。

 

 

ところで、住宅版エコポイント申請をする上でもこの熱抵抗値が指標の一つになり、

 

次世代省エネルギーの基準のとして住宅の基礎・壁・天井の熱抵抗値が規定されています。

 

しかしここに少し落とし穴があり、この数字には窓の大きさ等が考慮されていません。

 

いくら壁の断熱材の熱抵抗値が良くても、窓が多くては実際の住宅の熱抵抗値は小さくなっ

 

てしまいます。

 

そしてトレードオフと言って窓の性能を良くすると、天井の断熱材を半分に出来ると

 

言った緩和もあります。

 

この数値で次世代省エネルギーを満たす訳ですが、実際の断熱性能には疑問符が生じます。

 

 

そこでもう一つ住宅の断熱性能を示す数値に熱損失係数と言うものがあります。

 

これは室内外の温度差が1の時、

 

建物全体から1時間に床面積1m2あたりに逃げ出す熱量のことです。

 

この値が小さいほど断熱性能が良く、滋賀県では次世代省エネルギーを満たす値

 

として熱損失係数 2.7Wm2K 以下という値が定められています。

 

この値を計算するには、窓の大きさや、壁の量、使用している断熱材の種類等全てを検討し

 

ますのでその家本来の断熱性能が分かります。

 

 

私達の家も物件毎にこの計算を行いますので、より快適な温熱環境を設計し提案しています。

 

そしていくら理論上の数値が良くても施工する時に気を付けないと隙間が生じたり、

 

充填不足も考えられます。

 

という訳で断熱材の施工には細心の注意を払っています。

 

家の断熱性能を良くすることは省エネに繋がり、地球にも優しい家となります。

 

もっと詳しく知りたい方はご連絡をお待ちしています。

 

中津

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家が建つまで(木工事編3)

  • 2011年2月 3日13:00

◆木工事3 フローリング工事

今日は現場で大工さんがフローリングを貼っています。

私達の家は床材に無垢フローリングを用いることが多く、今回もタモと言う樹種のフローリングを用いました。

床暖房も設置しましたので、床暖房専用の無垢フローリングになります。

よく打合せ時に床暖房を使いたいけど無垢は対応できないのではと聞かれますが、無垢材でもあらかじめ

熱処理を施してある床暖房対応の無垢材もあります。

 

冒頭にも書きましたが、当社のお客さんは無垢フローリングを希望されることが多く、

無垢材に関しては長所もあればもちろん短所もあります。

(短所と言っても自然の木本来の性質であって、悪いということではなく、むしろ木の味というものなのです)

長所としては、やはり自然の色合いや雰囲気が一番であり、また表面的な温かさ、経年変化による楽しみ方

等数え上げればきりがなく、やはり一度見て頂ければ気に入って頂けるのは間違いないと思います。

 

RIMG0209.JPGRIMG0208.JPG

 

短所としては一番気にされるのが隙間が生じることや、傷が付きやすい等があります。

無垢材は水分を吸収しますので夏の湿度が高い時期は膨張し、逆に冬の乾燥時時期は収縮します。

この自然の動きによってフローリングに隙間が生じることがあるのですが、何センチも隙間が生じたり

生活に支障が出るほどの隙間ではなく、多くは1mm以下の隙間となります。

この隙間を調整するために、フローリングを貼る工事にも工夫があり写真のように今の乾燥時期では

わざと0.2mm程度のパッキン材を挟んで貼っていきます。

もちろん貼り終わった後にパッキン材を採ると隙間なく貼られているように見えますが、実際は細かな

隙間があり、フローリングが水分を吸収し膨張してもこの隙間が詰まって特に変化はありません。

 

この作用も天然の湿度調整と言う意味では室内の環境を良くする長所でもあります。

また傷に付いてもメンテナンスをしていけば付きにくいですし、設計時にどんな樹種を選ぶかで対応

可能な問題でもあります。

 

前回から予定を変更しましたが次回は住宅の温熱環境の話をしていと思います。

中津

 

 

小舟木エコ村 研究者向住宅 ポリカ外壁

  • 2011年2月 1日18:00

この建物の特徴となるカーブの屋根とポリカ製の外壁工事が進んでおります。

屋根を支えるタルキ(流れ方向に掛けている木)の勾配を徐々に変えることで、建物中央に向けて、屋根がゆるくカーブしています。板金工事に支障のない程度の緩やかな勾配ですが、少し離れて見ると、確かに屋根中央がアーチ状になっていることが分かります。このカーブが分かるくらいのものなのか少し心配していましたが、期待通り屋根に動きを出すことができました。

外壁には幅50cm高さ2.2m厚み4cmのポリカを張っています。ポリカの側面は凹凸形状になっていて、隣のポリカとうまく噛み合うことで雨の進入を防ぐ形状となっています。予想以上に、この部分の噛み合わせが頑丈で、男手3人でも難しいほどで、コツを掴むまでは苦戦していました。

構造的に、壁一面で耐力壁をとるやり方に縛られないことで、モザイク状の外壁が可能となり、その開口部分に、ガラスではなくポリカを使い、明かりとりと外壁を兼ねるという新しい試みです。

なかなか、一般の住宅では真似できない仕様かとは思いますが、この町に馴染む名物建築になってもらえたらと思います。 

<スタッフ N>

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